To the world

パリ・芸術家のための高齢者施設

「Maison Nationale des Artistes」

1st

↑ 施設の裏庭です。

2016年10月

 テレビのドキュメント番組「残照 芸術家の家」を拝見し、ここの施設を知り2度(2016年・2017年)訪問しました。

 ここの建物(18世紀に建てられた城)は、アーティストであったこ故スミス・シャンピオンさんが国に寄付し、資産のない芸術家の命の尊厳を守る家財団として運営されています。

 入居資格は「過去にプロのアーティスト」、ご夫婦で入居の場合は「どちらかが、過去にプロのアーティスト」であること。現在は4組のカップルが同じ部屋で生活している。部屋には家具類は好きな物を入れ、好きなようにインテリアをコーディネートすることが可能。ネコはOKだが犬を飼うことはできない。冗談的に「ディレクター(総責任者)がネコ好きだから」とのこと。

DSC03851.jpg

施設の部屋数は71室。そのうち5部屋は2人部屋。

部屋の広さは、20㎡~35㎡。

受付、看護師、庭師、料理人など、約65名ほどが働いている。

入居費用は、1ヶ月2.800ユーロ

(1ユーロ=120円で、33万6千円。1ユーロ=150円では、42万円)

直接お聞きしたのではありませんが、アーティストを大切にするフランスですので、

居住費用は、過去も含めて制作したアート作品を国が管理にするという条件で、全額を国や県が負担しているようです。

DSC03852.jpg

1日の日程は、8時に起床し自室での食事から始まり、11時からレクチャー&ディスカッション。

新聞記事などから世の中の出来事をスタッフが提示し、みなさんで討論するとのこと。

通訳していただいた植村葉子さん(仏在住)からも「フランス人は討論、話し合うことが大好きです」と教えていただきました。街を歩いていて見知らぬ人から「このことについて、あなたはどう思うか」などと質問されることが良くあるそうです。また、そのような場面に出会うことが多々あるとのことです。

12時から食堂で昼食。16時はおやつの時間。18時ころから夕食の時間。

 

入居されている方の具合が悪くなった場合、医師に連絡して来てもらい、処方された薬はスタッフが薬局で購入します。

3階にある、Art Therapyの部屋

DSC03869.jpg
DSC03875.jpg

Art Therapyを担当している「臨床心理士のマリー・ドゥフォルジュ」さん

日本の施設には臨床心理士は常勤しているのかなどの質問もいただきました。

DSC03873.jpg

奥さんと入居している

クロード・グリザールさん(89歳)が居室から会いに来てくれました。

奥さんがプロのアーティストだったので入居できたそうです。

DSC03870.jpg

とても楽しい方で、日本から来たことを知ると

「日本はゆったりした、朝の国だ」。

そして私と写真を写す時「私はお前のパパだ」(^^)

また動植物などの教授であり学者でしたので

「自然は大いなる学校」

「動植物から学ぶことは沢山ある」

との言葉とともに

「仕事をするのは薬より良い」

「仕事は生きる上で1番大事」

などと語ってくれました。

話しの隅々に楽しいジョークがちりばめられ、フランスは離婚が多いので「そのうち、レストランのメニューに離婚経験者は20%OFFが表示されるのでは」とのコメントも。

 

To the world

パリ・芸術家のための高齢者施設

「Maison Nationale des Artistes」

2nd

2017年6月 再訪問

 2016年と同じ施設「Maison Nationale des Artistes」を、2017年6月に再訪しました。

 建物(18世紀に建てられた城)は、アーティストであったこ故スミス・シャンピオンさんが国に寄付し、資産のない芸術家の命の尊厳を守る家財団として運営されています。

 

 入居資格は「過去、または現在プロのアーティスト」であること。ご夫婦で入居の場合は「どちらかが、過去にプロのアーティスト」であること。現在は4組のカップルが同じ部屋で生活している。

 昨年は1名の入居されているArtistの方と出会い、話しを聞くことが出来ましたが(昨年は時間がなく、駆け足での訪問でしたので)今年は多くのArtistの方々との出会いを求めて再訪した次第です。

DSC01061.jpg
DSC01057.jpg
DSC01120.jpg
DSC01120.jpg
DSC01120.jpg
DSC01124.jpg
DSC01073.jpg
DSC01122.jpg
DSC01122.jpg
DSC01122.jpg
DSC01118.jpg

 訪問した日(6/2)は丁度私(大湊)の66回目の誕生日でした。そのことを伝えますと、皆さんで「Happy birthday」を歌って頂き、またフランスの民謡「フレール・ジャック」も大合唱で歌って来ました。

 私が皆さんとピッタリ歌えたのは「♪ディンダンドン」のところだけでしたが、歌った後は大笑いの素晴らしい・思い出の誕生日となりました。

DSC01110.jpg

昨年、お会いしましたクロード・グリザールさん(90歳)、私が来るのを楽しみに待っていて下さり、居室に案内して頂きました。

その居室には、様々な作品をベットや壁に展示していて下さり、感激です。

DSC01107.jpg
DSC01108.jpg

ここに住まわれている方々は、世界的に活躍したアーティストの方ばかりです。

DSC01067-2.jpg

元ハリウッドで映画監督をされていた方。

服は”ISSEY MIYAKE”(三宅一生)

DSC01069.jpg

世界的なArtistの、Myriam Bat Yosef氏

Myriam Bat Yosef氏の若い時からの作品集です。現在86歳。(2017年時点)

12年前発刊でしたが、帰国後、世界で最後の新品1冊を手に入れることが出来ました。大変素晴らしく感動しました。

 その感動の思いを、私の音楽とcollaborationした作品を制作し、聞いて頂いた所「素晴らしい」とYouTubeへの発表許可を頂きました。是非、お聴き&御覧下さい。