To the world
余命を言い渡された方などが集う
「Maggie's London」」
2017年 イギリスのマギーズ・ロンドン訪問
2017年6月
日本ナラティブ音楽療法協会
理事長 大湊幸秀
マギーズ・ロンドン、ここは、がんで見失いそうな自分を取り戻す居場所として、約20年前にロンドン在住だったマギー・ジェンクスさん(造園家)が、自身のがん体験から「治療中でも、患者ではなく一人の人間でいられる場所と、友人のような道案内がほしい」と願ったのがきっかけとなり、建設されました。
最初、私は「がん患者の方々が入所して〜」と思っていましたが、宿泊施設でもなく、治療や検査、投薬、施術を行う機関でもないととのことです。
がん患者の方は勿論、家族や友人などの方々が自由に出入りでき、医療的な知識のある「看護師・心理士」が常駐し、医療関係者としてではなく「医療知識も持った・人」として関わるとのことです。
ここでは
・お茶を飲んだり、本を読んだり、
静かに時を過ごす
・スタッフとともに、話しを聴き
考えるお手伝いをする
・自分の力を取り戻すために出来
ることを、「一緒に話し」
「考え」を探す
・曜日によって様々なアクティビティ
など「とまどい・孤独な時などに」気軽に訪れ、安心して話せ、自分の力を取り戻す、サポートをするところ。
とのことで、現在はイギリス国内に約20ヶ所、香港、オーストラリアなどに広がり、昨年(2016年)10月には東京にも開設されました。
写真は、来訪している方を写さないなら、何処を撮影しても良いとのことで人物を写さず撮影してきました。
人は写っていませんが、この日マギーズ内にはスタッフを含めて約20名くらいの方々がおりました。
私と通訳の方も、マギーズ内では心が落ち着きコーヒーなどを頂いてきました。
ここに来る方は無料ですので、寄付による運営とのことです。