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喜多島 麻鈴

北海道白糠町在住

2級音楽療法士

3級音楽心理士

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中標津町りんどう園 様にて 音楽療法」

 会 場:中標津町りんどう園 様

 日 時:5月31日(水)

     PM14:00~15:00

 参加者:利用者様70~80名

     (通所・入所の方含)

     +職員の方々、MT+音響1人

     計100名程

 

 約1時間の間、自分にとって初めての音楽療法を取り入れた、セッション&歌謡ショーを利用者様・職員の方皆様のご協力の元、行う事ができました。

 以前、こちらに歌謡ショーの慰問でお世話になったことがあり、今回も歌謡ショーの依頼だったのですが、前回おじゃまさせて頂いた際、利用者様達がとっても若々しく明るくお元気で歌がお好きな方が大変多かったと記憶しておりましたので、施設長に利用者様の介護レベルの状態確認とセッション内容のご相談をし、承諾を得て30分程の音楽療法を取り入れる事にいたしました。

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 利用者様の昼食の時間の都合があり、音響搬入がPM12:30過ぎからでPM14:00からセッションスタートとなりました。打ち合わせが当日でしたので、ここからが時間との勝負です。

 音響セットの手伝いとキーボードのセット、ホワイトボードをお借りして、使用する予定の童謡・唱歌の歌詞を記入、更に自分の支度があり、あっという間に本番の時間を迎えました。

 時間に余裕はなかったのですが、気持ちだけは余裕を持ち決して焦らないように心掛けました。(私は経験上焦るとロクな事がありません…)

 とにかく利用者の方に喜んでいただきたいという一心でMTを務めさせて頂きました。アシスタントは他におりませんでしたが、職員の方が利用者様の間や周りについてくださりサポートしてくださりました。

 通常はショーが始まるまでは姿はお見せしないのですが、今回は始まる前のコミニュケーションをとるようにし、音響の席でスタンバイし、利用者様の様子を確認するようにしました。

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【今回のセッション&ショーの内容】

 まず懐メロで登場させていただきご挨拶をし、その後軽く利用者の方と一緒に体を動かしたいと思い“むすんでひらいて”を使用し、手のひら・腕を使った体操をいたしました。

 始め軽く練習をいたしましたが、利用者の皆様「もう待ってました~!」とばかりに一緒に口ずさんでくださり、一度か二度練習したくらいですぐCDをながして本番にうつることができました。

 その後すぐ、キーボードを使用した発声練習にうつりドレミファソラシド~♪ドシラソファミレド~♪の音階を3度ほど繰り返しました。

 1度目からある程度声をだしてくださったのですが、嬉しいことに2度3度と繰り返すうち利用者様の声のボリュームもかなり大きくなっていきました。体操と発声練習で利用者様も、私もリラックスでき、その流れで「♪一緒に歌おう♪童謡・唱歌~♪」のコーナーへ移りました。

 その頃には,もうもう↑皆さま私が伴奏を弾いただけで歌詞も見ずに、すらすら歌ってくださり、いつも必死に歌詞を覚える私はタジタジでした(汗)季節の歌などを含む3曲を皆さんと歌ってから「頭の体操」へと移ります。

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 ことわざコーナーでは例題も用意してきたのですが、説明のうちから、どんどん利用者様から答えが飛び出して、問題を重ねるうちに利用者様の答えのスピードが上がっていったのには驚きでした。もはや早押しクイズです。

「頭の体操」コーナーも利用者様とのトークを交え6問程用意しており、ここで丁度30分程が経過いたしました。

 ここからは通常の歌謡ショーのお時間だったのですが、利用者様も準備体操から始まり発声練習・童謡・唱歌・頭の体操と準備が整っているものですから、今度は合唱団状態です(笑)前回慰問でおじゃました時よりも、一緒に歌ってくださる方が多く感じ、非常に嬉しかったです。

 お一人お一人と握手をさせていただきましたが、皆様の手がとても暖かかったのにも驚きました。更にお顔の色も明るく利用者様の笑顔が印象的でした。

 アンコールを頂きお手拍子も一緒に頂きながら懐メロをお届けし、最後に夕焼小焼を皆さんと歌って丁度1時間程で無事セッションが終了いたしました。

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【反省点】

 事前に張り出せるサイズでプログラムを作成しておき、見える所に掲示できたら良かったなぁと思う事と、今回はホワイトボード・黒板をお借りし手書きで歌詞を記入したので、次回は前もって大きい紙に見やすいような歌詞を用意しておきたいと思っており、更に施設職員様向けの簡単なアンケートを作成して記入をお願いし次回の改善点をリサーチできると良いなぁと考えています。

 今回は,撮影できなかったのですが,施設様側に承諾を得て利用者様側の様子も撮影させて頂き記録に残せておけば良かったと思ってます。

 

【良かった点】

 前もってプログラム・進行表(タイムテーブル付)を作成し、音響担当者と音源・当日の流れを確認してあったので、準備時間がない中もスムーズにタイミング良く曲だしをして頂けて、プログラムを印刷しておいたことにより、現場での施設長との打ち合わせも分かりやすく説明もスムーズにいった事です。

 

【今後の目標】

 個人的なことですが、三味線の稽古を始めてから数年がたつので、民謡コーナーなどを設け、私が三味線を弾いて利用者様に歌の方をお願いできたりすると良いなぁと思っています。

 その際は一般的なキー等を前もってリサーチしておき無理のない音域で行う予定です。あと今回歌詞を手書きで書いたのですが黒板等にもっと読みやすい字がかけるように、ペン字の練習もしたいと思います(汗)

 今回、自分にとって初の試みとして音楽療法を取り入れた歌謡ショーを無事に行わせていただくことができましたのも、音楽活動と音楽療法という道にご縁を頂けたこと、そして施設関係者様をはじめ、うちの音響スタッフさんや何と言っても利用者様のお力が大きかったからだと感謝しております。

 今後も更にたくさんの方に音楽を楽しんでいただけるよう、利用者様の笑顔を引き出すお手伝いができるよう、一緒に笑いあえるよう勉強を重ねていきたいと思っております。

喜多島 麻鈴 web site

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