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To the world

チャールズ・リバー・センター

Charles River Cente 

2019 Boston(ボストン)

2019年6月28日

日本ナラティブ音楽療法協会

​理事長 大湊幸秀

 

 

この日は音楽療法士「小沼 愛子」氏が音楽療法セッションを行っている、障がい者施設「チャールズ・リバー・センター」を訪問しました。

<小沼 愛子>

  バークリー音楽大学 音楽療法学士

  米国認定音楽療法士

​なんと午前中に3セッションを行うとのこと。

私なら午後から倒れてしまいます。

「チャールズ・リバー・センター」はディサービスの施設ですが、日本のように各自の家から、車やバスでここに通うのではなく、チャールズ・リバー・センターの周りに各自が入居する建物が囲むようにあります。

イメージとして、チャールズ・リバー・センターを核として周りに入居している家々が囲んでいる、という感じでしょうか。

第1のグループは「20歳代〜高齢者、精神疾患、重度障がいのある方まで」と、とても幅広い状態の対象者の方々10名ほど。

付き添いのスタッフも高齢者施設などと違い、3〜5名程度と多い。

スタッフは仕事上、出入りがあるため決まった人数とはなっていない感じ。

(決まっているけど、出入りがあるのかも知れない)

またスタッフの方々、黒人の方が多い。

小沼さんの軽快な演奏(電子ピアノ)で始まりました。

利用者のみなさん、軽快な演奏に合わせ「歌ったり、叫んだり、楽器を叩いたり、身体でリズムをとったり」など、笑顔・笑顔!!

また、スタッフの黒人の方のリズム感の凄いこと、凄いこと。

私も楽しく参加させて頂きました。

ある利用者さんは、自分の隣のイスを叩き「ここに座れ」と。

スタッフの方からは「何か歌って」とのリクエストが。

小沼さんに即興で伴奏を頼み「上を向いて歩こう」を歌ってきました。

途中、歌詞を忘れたのですが小沼さん「大丈夫、日本語わからないから適当でもOK」とのことで歌い、沢山の拍手を頂きました。

また、スタッフさん「日本のどこから来た?」

​北海道の旭川と言ってもわからないと思い「札幌」と言いましたら、彼女「ビールは持ってきたかい(^^)」と大笑い。

第2のグループは「40歳代以上の人で、認知症の人も混じっている8名ほどのグループ」

年代が上のため第1の若いグループとは違い、落ち着いた雰囲気で歌を中心としたセッション。やはり歌と会話でのセッション。

会話も歌も、英語なので私には良くわかりませんでしたが、皆さんの表情は生き生きとしてました。

第3のグループは「20〜30歳代の女性のみのグループ」で、自閉症・その他重度障がいの方々7〜8名。

始まる前に小沼さんから「叩く方がいるので注意して下さい」とのアドバイスを受けました。

障がいのある方、本当に叩きたくて叩くこともありますが、叩くつもりがなくても意思に反して手が動いてしまうことがあります。

ただこのグループは女性のみ、スタッフも小沼さんも女性と言う事で(おそらく毎回)、今回は私1人が男性ですので少々注意して参加しました。

どのグループの方々も「小沼さん」を心待ちにしているようで、小沼さんを見つけると笑顔や寄り添ってくるなど、音楽を通して素晴らしい「心の交流」が出来ていることを感じました。

最後に施設長の方とお会いし、守秘義務について説明を受け、説明されたことを守りますと署名しました。

ですので、写真は写しませんでしたので、施設のアドレスを下記に記載します。

​ぜひ御覧下さい。

https://www.charlesrivercenter.org

今も皆さんと交流した、様々な場面を懐かしく思い出します。

素晴らしいセッションを見学させて頂き、小沼氏に感謝です。

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